転倒予防のカギは「足の握力」でした。足指とオーソティクスで見直す歩き方

結論からお伝えすると、
転倒予防で大切なのは、足腰の筋力だけではありません。
足指をしっかり使えること、つまり「足の握力」を保つことが、とても重要です。

2026年6月18日に公開されたテレビ朝日ニュースの記事では、羽鳥慎一モーニングショーで取り上げられた内容として、転倒事故の危険性と、その予防のカギになる「足の握力」について紹介されていました。
記事によると、2025年の人口動態統計では、転倒・転落などで亡くなった方は1万1945人。
交通事故による死亡数の約3.6倍にのぼるとのことです。

転倒というと、外出中の段差や駅の階段を思い浮かべる方も多いかもしれません。
けれど実際には、自宅のリビング、廊下、階段、浴室など、毎日過ごしている場所にも危険が潜んでいます。

テレビ朝日ニュースの記事でも、コードの配線、カーペットの端、床に置いた小物、滑りやすいスリッパ、暗くて見えづらい足元などが、転倒につながるポイントとして紹介されていました。

羽鳥慎一モーニングショーで取り上げられた事故の危険性

転倒は「たまたま」ではなく、
体からのサインかもしれません

  • 「最近、何もないところでつまずく」
  • 「階段で足が上がりにくい」
  • 「スリッパが脱げやすい」
  • 「歩いていると、なんとなく不安定」

こうした変化は、年齢のせいだけで片づけてしまいがちです。
でも実は、足指がうまく使えていないことや、足裏で地面をとらえる力が弱くなっているサインかもしれません。

歩くとき、私たちは足裏全体で体を支え、最後に足指で地面を押し出しています。
この足指の力が弱くなると、踏ん張りがききにくくなり、ちょっとした段差や滑りやすい床でバランスを崩しやすくなります。

注目したいのは「足の握力」

モーニングショーの記事では、転倒防止のカギとして「足の握力」が紹介されています。
足の握力とは、足の指を曲げたときに発揮する力のことです。
記事では、足の握力が強いほど、足指の可動性や筋力が高いと説明されています。

さらに、足の握力は年齢とともに弱くなり、女性は40代ごろから、男性は50代ごろから低下が目立ちやすいとも紹介されています。
転倒した人は、転倒しなかった人に比べて、足の握力が約21%弱いというデータも取り上げられていました。

つまり、転倒予防は高齢になってから考えるものではなく、
40代・50代から足指の使い方を見直しておくことが大切なのです。

今日からできる足指トレーニング

記事内では、自宅でできる対策として、足指の「グー・チョキ・パー体操」や、タオルを足指で手繰り寄せる「タオルギャザー」が紹介されています。

どちらも特別な道具は必要ありません。
椅子に座ったままでもできるので、テレビを見ながら、朝の身支度の前に、寝る前の少しの時間に取り入れやすい運動です。

大切なのは、がんばりすぎることではなく、足指を意識して動かす習慣をつくること。

足指が少しずつ動くようになると、足裏で床を感じやすくなり、歩くときの安定感にもつながっていきます。

羽鳥慎一モーニングショーで取り上げられた事故の危険性

神戸ウォーキングラボが大切にしていること

神戸ウォーキングラボでは、ただ「たくさん歩く」ことだけを大切にしているわけではありません。

  • 足指が使えているか。
  • 足裏で地面を感じられているか。
  • 膝や股関節に負担をかけない歩き方になっているか。
  • 日常の歩行が、体にやさしい動きになっているか。

そしてもうひとつ大切なのが、
足が本来の働きをしやすい環境を整えることです。

そのために神戸ウォーキングラボでは、必要に応じてオーソティクスの活用もご提案しています。

オーソティクスとは、靴の中に入れて足元のバランスを整えるためのインソール型の装具です。
単に「クッション性を高めるもの」ではなく、足裏のアーチやかかとの傾き、歩くときの重心の流れをサポートし、足指が働きやすい状態へ導く役割があります。

足元が不安定なまま足指トレーニングだけを頑張っても、歩くたびに足が内側や外側へ崩れてしまうと、足指の力をうまく使えないことがあります。

大切なのは、
足指を動かす力を育てることと、
その力を歩行の中で使いやすい足元に整えること。

実際に神戸ウォーキングラボでは、オーソティクスを使い始めたお客様から、室内履きが馴染み、背骨の前屈みが後ろにも伸ばせるようになったという嬉しいお声をいただいています。
お客様は「今年は転倒しないように落ち着いてゆっくり過ごしたい」ともお話しくださっていました。

足元が安定すると、身体は「もう必死に踏ん張らなくても大丈夫」と安心しやすくなります。
それは、単に転ばないためだけではなく、自分の身体を信頼して、毎日を安心して過ごすことにもつながります。

  • 「最近つまずきやすい」
  • 「歩くと疲れやすい」
  • 「足指がうまく動かない」
  • 「靴の片側だけがすり減る」
  • 「親の転倒が心配」

そんな方は、まず足元から見直してみませんか。
毎日の歩き方を少し変えること、そして足に合った環境を整えることが、これからの安心につながります。

引用・参考

テレビ朝日ニュース
『転倒事故』に注意 1度で寝たきりも 屋内に潜む危険『足の握力』転倒防ぐカギに
2026年6月18日公開
羽鳥慎一モーニングショー 2026年6月18日放送分より